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東京都北区の歴史
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所在地 北区中十条2-1-20

 地福寺
 かつて王子は都下でも有数の農地で、米や麦のほか、お茶の栽培が盛んで、「茶は特に王子の名物であった」と『王子町誌』に記されている。
 日清、日露戦争以後、わが国は工業国家建設に向け次々と工場を建設、次第に王子から農地がなくなり、お茶の樹が姿を消していった。
 こうした変化を前に、お茶の栽培に励んだ郷土の歴史を次代に伝えたい、と考えた当山中興・第六十九世・三輪照宗住職は、昭和31年(1956)、戦災により焼失した庫裡を再建した折り、考案したのが茶の生け垣をあしらった参道で、これが後に地福寺の「茶垣の参道」と称されるものである。
 これによりお茶の樹は常時、参拝者の目に触れることとなり、王子とお茶との関わりに気づいてくれる人もいるに違いない、と推測したのである。
 参道に残る数本のお茶の樹は、栽培盛んなりし頃の王子の俤を、わずかに今に偲ばせている。
 平成15年(2003)8月吉日 十條地福寺



 地福寺には『水琴仏』、『高橋渓石歌碑』、『六地蔵尊』、『千年の松』、『句碑』があります。


 
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所在地 北区中十条2-1-20 (地福寺)

 句碑
茶の花の 隅に咲きたる ■坊かな     季世女
 


所在地 北区中十条2-1-20 (地福寺)

 高橋渓石歌碑 1922年12月9日~1999年1月7日
病みつゝも筆一管に身を託し生活(たつき)を得たりと大師の御聲す

 氏は、わが国唯一人の職業ハンセン病書家。天覧の書、9年連続銀座展の開催、ハンセン病資料館展示作品など、輝かしい足跡を残した。
 歌は、生前親交を重ねた当山住職に贈られたもので、これが辞世の歌となった。



所在地 北区中十条2-1-20 (地福寺)

 水琴仏
 現代の名工・郡司楠峰の作。
 仏様のお体に流れ入って石底に落ちる水音が、妙なる琴の調べの様にも、やがて私たちを温かく励ますお薬師様のお説法の様にも聞こえてくるところから、「水琴仏」と称される。
 お参りの仕方は、石の頭部中央にたまった水を柄杓に半分ほど汲んで、ゆっくりとそれを外側の水路(ミゾ)に流して掌を合わすだけ。
 あたなも、気忙しい日常を忘れて、無心の一時を味わってはいかが。
 平成19年(2007)6月吉日 十條山 地福寺









所在地 北区中十条2-1-20 (地福寺)

 六地蔵尊
 門前の六地蔵尊の中、左端のお地蔵様が、「王子の三地蔵尊」の中の一尊。(かっては鎌倉街道のお地蔵様とも呼ばれていた。)
 台座に三猿を施した庚申地蔵の形式をとり、その造顕は正徳4年(1714)・享保5年(1720)作の地蔵尊と共に、江戸時代中期のもんと推定される。
 お地蔵様は、六道(六つの苦しみの世界)の衆生の苦しみを自ら代って引き受け、衆生に安らぎと悦びとをお与え下さる「代受苦」のご誓願を発された、大慈大悲の菩薩様である。そのご誓願を各自の心に感得し、帰依・隋順するところに、広大無辺のご利益はあらわれる。
 御真言 オン・カカカビサンマエイ・ソワカ
 平成元年(1989)6月吉日 地福寺


所在地 北区中十条2-14-18

 十条冨士塚  北区指定有形民俗文化財
 十条冨士塚は、十条地域の人々が、江戸時代以来、冨士信仰にもとづく祭儀を行って来た場です。
 現在も、これを信仰対象として毎年6月30日、・7月1日に十条冨士神社伊藤元講が、大祭を主催し、参詣者は、頂上の石祠を参拝するに先だち線香を焚きますが、これは冨士講の信仰習俗の特徴のひとつです。
 塚には、伊藤元講などの建てた石造物が、30数基あります。銘文によれば遅くとも、天保11年(1840)10月には冨士塚として利用されていたと推定されます。
 これらのうち、鳥居や頂上の石祠など16基は明治14年(1881)に造立されています。この年は、冨士講中興の祖といわれた食行身禄、本名伊藤伊兵衛の150回忌に当りまいた。石造物の中に「富士山遥拝所再建記念碑」もあるので、この年、伊藤元講を中心に、塚の整備が行われ、その記念に建てたのが、これらと思われます。
 形状は、古墳と推定される塚に、実際の富士山を模すように溶岩を配し、半円球の塚の頂上を平坦に削って、富士山の神体の分霊を祀る石祠を置き、中腹にも、富士山の五合目近くの小御岳神社の石祠を置いています。また、石段の左右には登山路の跡も残されており、人々が登頂して富士山を遥拝し、講の祭儀を行うために造られたことが知られます。
 平成4年(1992)3月 北区教育委員会















所在地 北区中十条3-1-5

真言宗智山派
 隆照山 真光寺








 


所在地 北区中十条3-27-10

真言宗智山派
 無量山 龍谷院 西音寺










 


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