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東京都北区の歴史
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所在地 北区中十条2-1-20

 地福寺
 かつて王子は都下でも有数の農地で、米や麦のほか、お茶の栽培が盛んで、「茶は特に王子の名物であった」と『王子町誌』に記されている。
 日清、日露戦争以後、わが国は工業国家建設に向け次々と工場を建設、次第に王子から農地がなくなり、お茶の樹が姿を消していった。
 こうした変化を前に、お茶の栽培に励んだ郷土の歴史を次代に伝えたい、と考えた当山中興・第六十九世・三輪照宗住職は、昭和31年(1956)、戦災により焼失した庫裡を再建した折り、考案したのが茶の生け垣をあしらった参道で、これが後に地福寺の「茶垣の参道」と称されるものである。
 これによりお茶の樹は常時、参拝者の目に触れることとなり、王子とお茶との関わりに気づいてくれる人もいるに違いない、と推測したのである。
 参道に残る数本のお茶の樹は、栽培盛んなりし頃の王子の俤を、わずかに今に偲ばせている。
 平成15年(2003)8月吉日 十條地福寺



 地福寺には『水琴仏』、『高橋渓石歌碑』、『六地蔵尊』、『千年の松』、『句碑』があります。


 
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